ニードル式の自毛植毛

ニードル式の自毛植毛は、韓国・国立慶北大学医学部のキム教授によって開発され、 1992年に「バンドル・ヘア・トランスプランテーション」として発表された自毛植毛法です。ニードル式は、「東洋人は、肌が黄色く白い傷跡が目立ちやすい」また、「一つの毛穴から生えている髪の本数が少ない」などの理由で、東洋人にあった植毛法といわれ特に日本や韓国で普及してきたそうです。 専用の注射器状植毛器の植毛針に毛穴単位で分割したグラフトをセットし、穴開けと移植毛の挿入を同時に行うそうです。
そのため頭皮全体が固くなったり、毛根部分に菌が入り、感染症を引き起こすケースもあるそうです。薄毛・抜け毛対策先進国・アメリカではこのようなトラブルが多発したため、現在人工毛植毛は、法律によって禁止されているそうです。自髪の生え方にあわせて、細かい調整ができるのが最大のメリットです。植える髪の量も自分で決められるため、薄くなりはじめたばかりの人から、すでに頭全体の髪の毛がない状態の人まで植毛が可能だそうです。
オムニグラフトとは現在、日本において、「自毛植毛専門クリニック」が採用している「自毛植毛」の術式は前項で紹介した「ＦＵＴ」式と、もうひとつは「自毛植毛専用機器」を用いる術式だそうです。「自毛植毛専用機器」における最新技術として注目されているのが、アメリカやフランスで開発された「オムニグラフト」と呼ばれる植毛機器で高度な植毛技術の自動化に成功しています。アメリカの「ＦＤＡ」、欧州の「ＣＥ ＭＡＲＫ」の認可も受けていて、株分けや移植時間の短縮を可能にしたそうです。
専用のハンドピースを使用し、移植する毛髪を直接採取できます。ごく小さい毛包単位で採取され、移植までの時間も短い為、毛髪の定着率は高くなるそうです。一般的な「ＦＵＴ」では移植片（ドナー）を後頭部から採取する為、目立たない場所ではありますが、しばらくは傷跡が残るそうです。「オムニグラフト」による施術では電動のパンチによるドナーの採取であり、傷跡やそれに伴う痛みは最小限に抑えられるそうです。