髪の毛について

植毛を考える上で重要な、まず髪の毛について考えましょう。人間の毛とは、皮膚のタンパク質が変化して毛となり、弱い部分を保護する役割や、大切な部位を護る役目を担っています。なので髪の毛も、人間にとって最も重要な脳（頭部）を、あらゆる刺激や温度変化から護る役割で生えています。通常、人間の髪の毛は平均して10万本と言われており、個人差はありますが、5年～10年の毛周期で生え替わるそうです。
カウンセリング後、手術となります。まつげを自毛植毛する場合は、頭髪を移植します。頭部からドナーを採取し、まつげの部分に移植していきます。目安としてまつ毛片方で３０～６０本程度植毛します。手術は程度にもよりますが、約1時間で終了します。術後2週間ほどで抜糸します。術後、数ヶ月ほどするとまつ毛が伸びてくるそうです。自毛植毛されたまつ毛は伸びやすいために、長くなった場合はカットしましょう。
このところ薬によるAGA治療の広告を目にする機会が増えました。医学的に効果の証明されている育毛剤にはロゲインとプロペシアの2種類があり、自毛植毛など他の対策と併用することが可能です。フサフサとまではいきませんが現状維持程度の効果は期待でき、薄毛の初期段階における選択肢としては有力です。プロペシアはAGA治療の内服薬です。有効成分フィナステリドが5α-リダクターゼを抑制し、AGAの原因であるDHTの発生を防ぐのだそうです。
そういう点では自毛植毛は非常に確実性の高い増毛法といえます。自毛植毛の場合、医師の技術にもよりますが、最近では90％以上の定着率がありますので、育毛のように個人差なく発毛できるのが魅力です。しかし自毛植毛は医療行為のため手術が必要です。毛髪を移植することに抵抗がある人もいるでしょう。また自毛植毛は初期費用がかかるので経済的な面でのハードルの高さもあります。その点、育毛は手軽にでき、費用も自毛植毛に比べると手ごろに始めることができると思います。